2005年 02月 26日
ひぃふぅ。 映画にもなったし、ファンタジーの古典でもあるし。いろんな作家が(ファンタジー作家)推薦してはるし。一度は読んでみようと思って。 お話は、強大な力を持った指輪を、「滅びの山」に捨てに行く、というのがメインなのは映画とかで分かってたけど。 それにしても、長い。長すぎるくらいに長い。 しかも分かりにくいのはいろんな「名前」。人の名前だけじゃなくて、土地の名前、国の名前がややこしい。しかもそれぞれに「エルフでは〇〇という××」とか、ひとつものに2つ、3つの名前がついていて。まあそれが楽しいことでもあるんやろなあ。おじさんにはややこしすぎて、なかなか読み進めなかったよ。ガンダルフはいつもガンダルフであってほしいのに、ミスランディアになったりするし。それが、会話の中でそうなるくらいならまだマシやねんけど、本文の語りがそうなってしまったりするもんなあ。 物語の中心は、戦い、闘い、戦いで、特に第2部の「二つの塔」は戦闘シーンが続いてる。子供が読むにはどうかなあ、と思うような話もあり。 第一、戦って勝利して、めでたしめでたし、っていうのでいいのかなあ。昔はそれでもよかったんやろうけど。これが「古典」ということなのかなあ。結局は抜きんでた力を持った英雄が勝利して、かあ。 確かに細かい設定とかがきちんとしていて、物語としてはよくできてるけどね。正直、読み進むのはしんどかったな。 それから、この訳文はどうなんやろう(評論社、瀬田 貞二訳)。難しい表現がおおくて。子供には理解できないところもあるやろなあ。ぼくでもわからへん言葉とかがでてきたし(^◎^;)。 原文が(たぶん)古典的な表現を使ってるんやろなあ、っていうのは予想できるけど。でも、もうちょっと分かりやすい表現に出来るんと違うやろかと思う。 それから、中に結構たくさんの「歌」が出てくるんですね。その歌のひとつひとつを味わうと、もっと違う雰囲気を楽しめるのかも。ぼくにはどうも・・・めんどくさいのが先にたってしまってねえ・・・。 もう、しばらくは、英雄物語はええかな。
by tacobu
| 2005-02-26 13:21
| 本
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