2005年 05月 14日
小さい家、に憧れてます。若いとき一時期住んでいたアパートのひと部屋。六畳一間にキッチン台が付いているだけの。寝るときには布団をひき、部屋中のものに手が届く。そこまでいかなくても、小さい家っていうのは掃除も簡単やし。でも、そういう利便性とは別に、小さい家に憧れる気持ちがあるような気がする。 この同じ著者による「住宅巡礼」に載っていた、ル・コルビジュエの「休暇小屋」をみたとき、「ここまで考えたひとが実際におったんや。しかも日本人じゃなく」って思って感動しましたわ。 で、この本。この本を読むと「小屋に憧れる性質」っていうのがあるねんなあ、って改めて思いましたわ。この著者にさらに親近感を抱いてしまいました。利便性とかとは別に、「小屋への憧れ」があるねんな。 いろんな著作の寄せ集めで、ちょっと統一に欠けるか、とも思ったけど、著者のスタンス(書名の「普段着の」っていうのが納得できる)がはっきりしているので、ばらばらになってる印象が全然ない。うん。楽しかったな。
by tacobu
| 2005-05-14 12:00
| 本
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