2005年 10月 18日
カレル・チャペックというと「ロボット」という言葉の生みの親、ぐらいにしか知らんかってんけど。こういう小作品を読むと、どいう人かよく分かりますね。 皮肉たっぷりで。ちょっと斜に構えてるところもあるかな。 戦前の、ナチスが台頭してくるころのチェコの作家です。わしは好きやな。こゆの。 ただあまりにも短い警句集とかは、かためて読むとイヤになってくるけどね。そこまでひねくれなくても、と思ってしまってね。たぶん本人はそんなにひねくれ屋でもないんでしょうけど、かためて書かれるとそう思ってしまうからね。 短編集は、O・ヘンリーとかサキとか、そういう色合いです。時代背景とか、深読みもできるけど。そうでなくても面白い。でも深読みすると怖い。そこが魅力なんやろな。
by tacobu
| 2005-10-18 12:00
| 本
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