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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2003年 10月 01日

The Who/ザ・フー

フーズ・ネクスト/Who's Next

最近、よく聞くようになったアルバムです。中古CD屋さんでたまたま見つけて、オリジナル仕様と、ボーナストラック7曲付きが同じ値段で売ってたので、迷わずボーナストラック付きを買いました(^◎^)。でも最近、さらにボーナストラック(ライブ演奏)がたっぷり追加されて、2枚組になったのが出たらしいですね。ファンの人は、全部買っていくんでしょうねえ。かわいそうに。

わたくしは中学・高校のころは、ずっとプログレッシブ・ロックにハマっておりまして。音楽好き、ロック好きの友人が聞く「ハード・ロック」(そのころはまだヘビー・メタルとは言ってなかった)には、ほとんど興味がありませんでした。フーに至っては、音楽雑誌に載ってるのはピート・タウンゼント(G)が欽ちゃんジャンプをしてギターを弾いてる写真だとか、キース・ムーン(Ds)がツアー先のホテルでとんでもないいたずらをしたとかいう記事だとかばっかりで。ほとんど「おちゃらけたロック・グループ」ぐらいにしか思ってませんでした。日本ではあんまり人気が出ませんでしたね。来日もせえへんかったし。

30年近く前(はっきり覚えてない(^◎^;))、当時一緒にバンドをやっていた友人と映画「トミー」を見に行きました。「トミー」はフーが作ったアルバムで、最初の「ロック・オペラ」ですね。映画にもフーのメンバーは出てたし(当時は誰が誰やら分かりませんでしたが。トミー役のロジャー・ダルトリー(Vo)は分かりましたけど)。ほんとは一緒に放映していた「バングラデシュ・コンサート」(ジョージ・ハリスンが主催したチャリティコンサート)を見るのが主目的だったんですけど、運悪く先に「トミー」を見てしまいまして。なんかよー訳が分からなくって、脳みそが混乱しましてね。普通のコンサートフィルムを見る体勢にならなかったのを覚えてます。それがフーとの出会いだったわけですな。

それ以来(30年間)、CDなんて買う機会もなかったんですが。Webなんかで評判がいいので、まあ聴いてみようかい、っていう軽い気持ちで聴いたんですが。これがヒットしてしまいました。ほんま、スカッとした気分になれるアルバムです。

なんちゅうてもキース・ムーンのドラムスが聞き物ですね。「トミー」でもバカスカ叩いてましたが、ここでもバカボコと(なんちゅう表現や)叩きまくってます。ジョン・エントウィッスルのベースは、ライブでは地味に見えたらしいですが、ドラムスとのリズム隊はめっちゃカッコイいです。このふたりが、すでにこの世に居ないんですよね。ううっ。

どのナンバーも気持ちのいいロックしてます。同じイギリスの、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルに比べると(このアルバムだけに限ったことなのかもしれないけれど)曲作りに手の込んだ後がいっぱい見られますね。でもそれが、あんまり気にならないところがいいです。シンセサイザーとかも大胆に導入してるけど、いやみがないし。ピート・タウンゼントって才能にあふれた人やったんですね。ギターソロで聞かすとか、そういうのはないけど。ツェッペリンやパープルに比べて、明るい、軽い曲が多いですね。だから日本では人気が出なかったのかしらん。ずっと聞いててもしんどくないから、わたくしは好きですけど。って、ほかの曲(「トミー」以外)は知らないんだけど。特にライブは(^◎^;)。あ、ボーナストラックで、ライブっぽいのもこのアルバムには入ってます(2枚組では、1枚はほとんどライブらしい)。

by tacobu | 2003-10-01 12:00 | 音楽


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