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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2006年 05月 13日

フィギュアスケートの問題

さっきTBSの「ブロードキャスター」を見ていて。スケート連盟の不正なお金の使い方についての特集をやってたんですけどね。

その中で。城田理事にマイクを向けてるシーンがあったんですけど。歩いてはるところに大勢のカメラマンや記者が群がって、「ひとこと!ひとこと!」とか言うてる。城田理事が無言で通りすぎようとしたら「質問に答えるのがルールじゃないですか?!」っていう記者の声がマイクに入ってましてね。なんか引っかかるんですよねえ。

まあいろんなことで、この問題については引っかかることが多いんですよね。この問題だけじゃなく、こういう「囲み」っていうんですか。囲みはちょっと違うか。「追っかけ」かな。たぶんちゃんとしたアポをとっての取材じゃないと思うねんけど。それでも答えるのが「ルール」なんでしょうかねえ。取材する側にどこか「悪いのはお前らなんやから、答えるのが当たり前やろう」っていう姿勢が見えて、それが嫌なんですよね。

たとえ相手が悪人であっても、取材対象に対しては、尊敬とまではいかなくても、ある程度の礼儀というか、ああうまく言われへんなあ、そういうものがあるべきやと僕は思うんですけどね。それが無くなったら、「取材する側は偉い人、される側はされて当然な人」みたいな図式が出来上がって。それは恐ろしいなあ。マスコミが権力を持つみたいで。権力に抗していくのがマスコミのひとつの姿やと思いたいねんけど。

こういう取材を続けていくのは、自分で自分の首を締めるような行為やと、僕は思うなあ。

で、もうひとつ。どうも嫌なのが、この問題をフィギュアスケートの競技と重ね合わせて報道してることですなあ。それも「あの優雅なスポーツがっ!」という感覚で言う人が多いなあ。それって、どうもフィギュアスケートを美化しすぎているような気がするなあ。「優雅」っていうけど、どれくらいしんどいことをしてるか、知ってるのかなあ。まあ、日本でこれだけフィギュアスケート熱が高まったから(それでも中心は女子だけ。つづいて男子がちょっと。ダブルス、アイスダンスについてはまだまだ)、取り上げられることも多いのやろうけどね。

中には「フィギュアスケートは国民的なスポーツやから」みたいに言う人もおるなあ。そうかなあ。まあフィギュアスケートのファンは多いと思うけど。だからって「国民の税金を」みたいな話かなあ。

もちろん、不正流用はよくないことやし、許されへんと思うけどね。でも、およそスケートと関係のなさそうな人たちが、「優雅なスポーツの影でこんなことが!」とか言うのを聞くと、ちょっと問題の焦点がぼけてるのちゃうかと思ってしまうのであるな。


今日は寒かったですね。雨も降ってタシ。今日は掃除もしたけど、お出かけもして、パソコンのFAXモデムカード、キーボードとオーブントースターを買ったんやけど、その話題はまたの機会に。もう、寝よ。

by tacobu | 2006-05-13 13:59 | テレビ


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