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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2007年 09月 30日

【阪神3-5広島】(9月29日)

昨日、甲子園に見に行ってました。甲子園、最終戦。で、一夜明けて書いてます。
阪神先発は福原。なんか知らんけど、わたしらが観戦するときって、福原先発が多いような気がするんですよねえ。気のせいかなあ。
で、あんまり芳しくない成績なんですよねえ(-◎-;) いつも。

昨日も2回もたずに降板。ううむ。先日の安藤に比べると、テンポよく投げてたように思うけどなあ。なんか、合わせやすかったのかもしれませんね。
今年はホンマに広島にいっぱいやられて(-◎-;)、昨日もその調子。なんか、合うんでしょうかねえ。
ま、「合う」だけやったらそんなに点も入らなかったでしょうが、球がバットに当たって飛ぶ、ということは、球威もあんまりな言ってことなのかなあ。
あとをつないだリリーフ陣(渡辺、江草、ダーウィン、橋本)が1失点で切り抜けただけにね。惜しかったな。

それより、打線の湿りぐあいがどうにもいけませんね。前半はチャンスらしいチャンスも作れず。とにかく打線がつながりませんなあ。
雨も降ってきた8回裏。もうココしかないというチャンス。桧山、今岡のタイムリーで2点を返し(途中の金本が・・・)なおも2死1,2塁でリン。という最高に盛り上がった場面やったけど・・・・あえなく三振(;◎;)
わっしょいわっしょいがしぼんでしまった(-◎-;)
9回裏には桜井がバックスクリーンに一発\(^◎^)/
雨の中、最後まで残ってて得したよ。そう思わせる桜井は、なにか持ってるね。

なんていう楽しみはあったものの・・・・
試合は結局5-3で、反撃虚しく広島の勝利。
試合終了後、最終戦ということでセレモニーが行われましたが。
去年も見たなあ。「セレモニー」っていうから、どんなんかと期待してたら、「今年も応援ありがとうございました」という横断幕が出てきて、選手がマウンド上に整列して、場内アナウンスが「なお一層のご声援をよろしくお願いします」とか言って、で、選手一同が帽子を取って内野、外野に一礼して。終わり (^◎^;)
ま、そのあとサインボールの投げ入れなんかがあるんやけどね。今年はそれに、六甲おろしの合唱もあったけど。勝ったときに流れるカラオケね。昨日は負けても流れる、ということになっていたのだな(応援団の人たちが知らなかったのか、さっさと歌い始めたころにイントロが流れ出して、はれれ? って感じになってました(^◎^;))
前は監督あいさつとか、選手会長あいさつとかがあったのになあ。なんで無くなったのかなあ。監督は派手好きじゃないっていうのはわかるけど。負けたからかなあ。勝ったらなにかあったのかなあ。選手会長の赤星とか、なにか言いたいことがあったんちゃうの? とか思ったけどね。ま、球団が考えることですけど。

それにしても今年はほんまによお行ったな、甲子園。何回行ったやろう。ここに来て、3連戦のうちの2つも見ちゃったしね。どっちも負けたけど(^◎^;)
昨日は家に帰ってから、録画してあったビデオを最初から見直してね。夜中までかかりましたよ。でも最後やから、ちゃんと見とこうと思ってね。
球場で見たんやから、なにもテレビで見直さんでもええやないか、という声も聞こえそうやけど。テレビはテレビで別の楽しみがありますわな。球場では確認でけへん、選手の表情とか、ストライクボールの細かい動きとか。
それに昨日の解説は福本豊さんで、ずっと阪神の試合を見つづけてるプロの目から見た評価を聞きたかったし。
実際、中日戦の1戦目を見終わって、復帰したリンくんが無安打やったから(今岡はよかった)、「まだ調子が悪いのかなあ」と思って家に帰って、福本さんが解説しているのを見たら
「いや、バッティングは悪くはないですよ。問題ないです」
と言うてはって。そうか、悪くはないのか、と思ったら次の試合は決勝ホームランですガナ。やっぱりプロの見る目は違うわなあ。

球場で応援していると、投げた、打った、走った、取られた、取った、点が入った、点が取られた、といちいちのことに一生懸命で、細かい配球とか、勝負のあやとかがあんまり見えないんですなあ。
昨日も2回。鳥谷の頭上をポンと超すヒットがタイムリーになった場面なんか。球場で見てると取れそうな気がするんですよね。でも前進守備だったから取れなかった。後ろに落ちた。なんで前進守備やったかというと、その前に一死1,3塁で、一塁ランナーが盗塁を決めた。で、一気に2失点という可能性と、ダブルプレーが取れないということで、一点もやらない守備体形になった。そこで生まれたポテンヒット。
「一点もやれない」と思ったのは、ここのところの打線の悪さというのもあったやろうから、あれで失点して、投手も野手も「すまん」と思ったやろうなあ、というのが、そのあとの選手の表情からもうかがえるんですね。
9回裏の最後のバッターとなった秀太も、最後の球を空振り三振したのは、球場で見てると「なんと中途半端なスイングで!」と思ったけど、ビデオを見るとどうもクサイ球をカットしに行ったようにも見えるんですね。ただカットする技術が(^◎^;)
桜井に一発が出ただけに、ここでさらに望みをつないで、という気持ちがあったのは間違いないし。しかし結果がでなかった。

そんなこんなを思いながら試合を見るのが楽しいです。
よく「筋書きのないドラマ」なんていう言い方をするけど、表面に出ているもののその向こう側の、さらに奥の選手や監督の考えや心理をいろいろ考えると、とても面白い。ひとりひとりの考えが、その時その時の状況によって変わったりして、とても面白い。チームプレーなんだけど、ピッチャーとバッターの一対一の対決もあって。そこにはキャッチャーっていう影の指令もあって。さらにはデータを集める裏方の準備もあり。そのすべてが、しかし思いどおりにはいかないときもあって(^◎^;)
だから野球は面白いのだなあ。

昨日も先発福原、と聞いて、「えっ? なんでこんなときに福原?」と思ったけど(失礼!)、そこにはいろんな考えがあったんやろう。わたしらの思いも及ばんこととかも。鳥谷を交代させたのもそう。どんな考えがあったのか。あるいは鳥谷はいままでどんな思いで試合をしていたのか。連続出場の「先輩」である金本はどう見てたのだろう? その金本の調子も上がってこないし。
セレモニーで、スタンドにサインボールを投げ込んでいた藤川や赤星は、どんな気持ちだったんだろう。
僕らファンは気楽に「優勝!」「マジック!」「絶望!」とか言うけれど、本人達の思いはどんなんやったんやろう。
いろんな思いが渦巻いた最終戦であったよ。

by tacobu | 2007-09-30 13:06 | スポーツ


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