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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2007年 12月 07日

【恐怖の頭脳改革:エマーソン・レイク&パーマー】

毎週のように中央図書館に行くようになりました。朝、時間があるときは難波から歩いていきます。25分くらい。いい運動になります。
毎週新しい本を借りる、ということではなく、目的はほとんどCDです。買うほどじゃないけど聞きたいCDっていうのがあって。そんなんじゃなくても、たまたま見つけたら、ちょっと聞いてみようかと思って借りてみる、ということを毎週やっていると、毎週新しい音楽に触れられるんですね。なんか、いままでになかった生活リズムかもしれません。

いつもお昼休みに、昼食のあとイヤホンで音楽を聴きつつ読書したり居眠りしたりするのですが、そんなわけで最近は毎日新しい音楽を聴いてます。こんな風になるなんて思ってなかったなあ。
で、表題。今日聞いたのは「恐怖の頭脳改革」。家にLPはあるんですけど、CDは持ってない。こういうのを借りてこれるというのは嬉しいなあ。

EL&Pの5作目。1973年の作かなあ。自身のレーベル「マンティコア」を設立、今まで以上に自由に、好き放題に音楽づくりができるようになった・・・・と思ったら、このアルバムの後ぱったりと新作が出なくなった。このアルバムはバンドとしてのピークを迎えて、意気も高く作り上げたELPの最高傑作だと思います。まさにピークだったので、そのあとがまったく続かなかったわけで。3人の個性のぶつかり合いのようなものがバンドの魅力だったのですが、3人のやりたいことがだんだんはっきりしてくると共に、バンドとしてのまとまりが崩れていく、その直前の張りつめた状態がそのまま演奏に出ているような気がするのは、その後のバンドの状態を知っているからだろうとは思いますが。
わたくしが初めてELPを聞いたアルバムでもあるので、思い入れもありまして、ついつい一生懸命聞いてしまいました。1曲目の「聖地エルサレム」から最後の「悪の教典#9」まで、一気ですなあ。LPでは「悪の教典#9」の第1楽章(こういう分け方、曲構成を考えるところからして、どういう音楽を目指していたかがわかるし、それを成し遂げてあとはやる気が無くなったのも分かる気がする)の途中で、A面からB面へと移ってしまう、つまり途中で曲がぶった切られていたのですが(B面にはいって、ボーカルが「Welcome back my friend」というのも、よく考えたらちょっとばかにしているかも)、CDではきれいにつながっていて、ああこういう風になるのか(ただつながっているだけなんだけど)と納得したのでした。

LPを買った当初はしょっちゅう聞いていましたが、もう何年も(10年以上?)聞いていないので、新鮮なところもありました。CDのりミックスの関係もあるのかなあ。いままで聞き逃していたようなフレーズがあったり、よく聞くとバックでムーグがちょろちょろと鳴ってたり。そういう発見が面白くて真剣に聞いてしまいました。

by tacobu | 2007-12-07 00:52 | 音楽


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