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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2005年 10月 18日

【華氏451度】レイ・ブラッドベリ(宇野利泰訳)

華氏451度というのは「本のページに火がつき、燃えあがる温度」なのだそうで。マイケル・ムーア監督の「華氏911」はここからとった題名ですね。間違いなく。
言論の自由とか、そういうテーマやとしたらいいパクリやったかも。

近未来。本が違法になった時代。本は見つかったら燃やされてしまう。通報があれば本を燃やす「ファイヤーマン(焚書官という訳になってた)」が、焼き尽くすことになっている。ちなみに家は耐火構造が行き渡っていて、燃えないらしい。
焚書官の主人公は、こっそり本を持ち帰って読むうちに、本の魅力に取り付かれるが。という話。

少年時代、映画化されたのを見ましてね。監督はたしかフランソワ・トリフォーやったと思うけど。SFなんやけど、とても美しい映画でして。本が燃えるところとか。美しくて悲しいんですね。本を愛する人は本とともに炎に包まれるんですね。怖いね。

映画では実に悲しい映像で終わるんですが(悲しいと思わない人もいるだろうけど、僕の印象では悲しいんです)。原作はちょっと違うんですね。まあもちろん脚色というのはあるんやし。主人公が本に愛着を感じるようになるところなんかね。ちょっと違う。
でも映画は映画。原作は原作で、それぞれ面白いです。

それに、ブラッドベリの作品にはよく感じられることやけど、SFっぽくないところがあるんですよね。なんというかテクノロジーとか、そういうことにはあんまり頓着してないというか。
そんなことより「未来の人間はどんな考えを持つのだろう」とか、そういうことに関心を持ってるようで。未来の人間のあり方、かな。大げさに言うと。

いや、ひょっとしたらそういうのが本来のSFなのかもしれませんな。先入観があるのかな。

by tacobu | 2005-10-18 12:00 |


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