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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2005年 10月 05日

佐藤聡明「太陽讃歌」

久しぶりに聞きましたな。現代音楽。
現代音楽は嫌いやないです。いやむしろ大好きな方でして。プログレを聞いてたからやろなあ。ロックとクラシックとどっちが「ブログレッシブ」かっていうこともあるけど。まあ、そんなむずかしい理屈はおいといて。とにかく聞いて楽しけりゃあそれでええんですけどね。

「現代の音楽」というNHK-FMの番組がありまして。昔からあるんですね。中学生のころからよく聞いてました。それはつまり、プログレを聞くように聞いていた、ということやな。
で、今でもやってるんですね、この番組。よお続いてるなあ。感心するわ。
昔は音楽評論家の上浪渡さんが進行役やってんけど、この間聞いたら作曲家の西村朗さんが進行役になってはるんですね。西村さんっていうひとは、今の日本のクラシック界にあっては、現代音楽の推進役ともいえる位置に居てはって、作曲活動も盛んにやってはるけど、こういう現代音楽を巷に広げる活動にも積極的なようですね。って、新聞とかの記事の受け売りやねんけど(^◎^;)。ま、大阪のいずみホールで連続して公演してる現代音楽祭の音楽監督をやってるはずやから、たしかに推進役というのは間違いないと思いますな。

で、久しぶりに、何の気なしに録音してみたのが先週。ゲストは佐藤聡明さん。で、昔の録音で「太陽讃歌」を放送してました。

口の悪い西村さんが「大人でもこんな楽譜を書く人がいるんだ、と思いました」っていう曲は、ピアノの独奏なんやけど、最初から最後までトレモロで終始するんですね。
はじめは高音域のトレモロ。それがだんだん音域が広がっていって、壮大なトレモロになって、やがてまた高音域へとかえっていく。
それだけの音楽なんですけど(^◎^;)。
これが不思議なことに、そのトレモロの中からぼやっとではあるけれど、オルガンのような弦のような笛のような、「ぴーっ」ていう音が聞こえてくるんですな。もちろんそんなメロディのようなものはこの曲には一切ない(と思う)ねんけど。トレモロの倍音効果かなんかで、「弾いてないメロディのようなものが浮かんで来る」っていう感じなんですね。
それがすごく面白かった。

特に、MDに録音してイヤホンで聞くとね。耳の奥で、頭の中でメロディ(のようなもの)が響いてくるような感じでね。
静かに始まって、大きく盛り上がって、また静かに終わっていくっていう構成は、どっかプログレ・バンドの好みに共通するような気もしましてね。なんか懐かしかったな。

とはいえ。
こういう曲は「これだけ」っていうものでもありますな。ほかに発展のしようがない。同じような理論で曲を書いても、同じような曲、ではなく「同じ曲」になってしまうやろしな。それではアカン、ということは全然ないんやけどね。
そこがロックバンドと違うところで。ロックバンドやったら、ひとつの方法で当たったら、それこそ聞いてる方が飽きるまで(^◎^;)おなじ理論の曲を作り続けるでしょうがね。

この番組、西村朗さんとの対談も面白くってね。冗談を言い合ったり(なにしろ毒舌なのですよね、西村さん)、裏話を語ってくれたり。ふたりとも偉そうにしてなくって、お高くとまってなくって、共感がもてましたわ。

by tacobu | 2005-10-05 12:00 | 音楽


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