人気ブログランキング |

たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

tacobu.exblog.jp
ブログトップ
2003年 09月 04日

Yes/イエス

ピンク・フロイド、EL&P、ときたらイエスですね(^◎^)。あと残ってるのはキング・クリムゾンか。イエスは最初は「普通よりちょっと上手なプレーヤーの集まり」ぐらいだったらしいですが、メンバーチェンジを繰り返して、サードアルバムあたりから俄然プログレッシブ・ロックの雄に躍り出ましてね。って、わたくしが聞き始めたのは5枚目の「危機」からなんで、そのあたりは確信を持っては言えないんですけど。「危機」の時のメンバーはジョン・アンダーソン(Vo)、スティーブ・ハウ(G)、リック・ウェイクマン(Key)、クリス・スクワイア(B)、ビル・ブラッフォード(Ds)でした。このうちオリジナルメンバーはボーカル、ベース、ドラムスの3人で、このアルバムのあとドラムスのビル・ブラッフォードが抜け(とにかくメンバーの入れ替わりが激しいグループだったのです)、アラン・ホワイトが加わりました。この5人体制が一番長く続いたというか、いったん活動が休止したあと、再結成したのもこの5人ででしたね。気があってたのかな。わたくしはドラムスはビル・ブラッフォードの方が好きなんですけど。今年(2003)の秋に来日しますね。聴きに行きたいような行きたくないような。だってみんなもう50代後半なんですよ。30年前のスピード感あふれる演奏ができるんかいな・・・。一ファンとしては、懐メロコンサートにならんことを祈るばかりです。



持ってるレコード

* こわれもの(CD)(1971)
* 危機(LP)(1972)
* イエス・ソングス(ライブ)(CD)(1973)
* 海洋地形学の物語(LP)(1973)
* リレイヤー(LP)(1974)

(アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ(ABWH))

* 閃光(CD)(1989)
* イエス・ミュージックの夜(ライブ)(CD)(1993)



普段聴いてるのは「イエス・ソングス」(原題: Yessongs)ですなあ。これはいいですよ。ドラムスが交替の時期で、2曲だけビル・ブラッフォードが叩いてます(ドラムソロもビルのが採用されてます)。アラン・ホワイトとのセンスの違いは歴然です。どっちがいいかは好みの問題でしょうけど。オープニングにストラビンスキーの「火の鳥」のテープが流れて、その最後の和音をメロトロンが引き継いで、いきなり「シベリアン・カートゥル」に。のっけからややこしい曲をがんがん弾き倒して、一気にボルテージが上がりますな。そのあとも「これでもかっ!」ていうくらい、各メンバーの迫力あるプレイが続きます。特にギターのスティーブ・ハウは、「弾き倒したるでぇ!」っていう迫力たっぷりです。約2時間。ほんまにこんな演奏をしとったんやろか。ほぼレコードどおりの演奏をライブでやるなんて(とっても厳しいリハーサルがあったらしいけど)。「危機」も「ラウンドアバウト」も、スタジオ録音の方が緻密な仕上がりだけど、ライブならではのノリの良さがあっていいです。即興演奏はほとんどなかったらしいですけどね。そらそうでしょう。あんなややこしい曲で即興なんかやったひにゃあ、全体がバラバラになるのは目に見えてますわな。

一番最初に聴いたのが「危機」(原題:Close to the Edge)でして。LP1枚に3曲入り。A面に1曲、B面に2曲。LPの帯に「名盤「こわれもの」を上回る「超名盤」」なんて書かれてまして。どんなんかよー分からんけど、プログレを聴くんならやっぱり押さえとかななあ、と思って買ったのでした。
たしかに「名盤」ですな。最初聴いたときは「なんじゃこりゃ? いったい何拍子やねん?」と思いましたが。ベースとドラムスの絡み方は、ほかのどのバンドにも見られへんもんやし、ギターもキーボードも超絶技巧を駆使してます。ジョンのボーカルは「ベルベット・ボイス」なんてよく言われるけど、わたくしには張りつめた金属音に聞こえます。ベルベットというよりもっと磨きがかかったような声。めっちゃ声高いしね。それにしても、変拍子を何の苦もなく演奏してしまうビルとクリスのリズム隊には、ほんまに脱帽です。

「危機」がすごく気に入ったので、次のレコードを、と思ったのですが、「イエス・ソングス」はLP3枚組でして(^◎^;)。当時月2千円の小遣いしかないわたくしには高嶺の花でした。で、その次の「海洋地形学の物語」(原題:Tales from Topographic Oceans)は2枚組ながら3千円という順当な値段で(^◎^)。さっそく買いましたが。「危機」ではレコード1枚に3曲でしたが、今度はレコード2枚で4曲(各20分)。各面に1曲しか入ってません。大曲主義もここに極まれり。ファンの間でも賛否両論がわき起こりましたね。わたくしは「否」の方でして (^◎^;)。ほんま、長すぎ! 「危機」はすごい緊張感があふれた曲やったけど、「海洋地形学」はどれも冗長な感じが否めませんでした。おかげで新加入のアラン・ホワイトのわたくしの中での評価は決定的となってしまいました(^◎^;)。大作主義っていうか、とにかくLP1面を埋めるんじゃ、ていう目的で曲を作ったんとちゃうの? ていうのが感じられてしまいます。ま、むかしは「ダラダラ感」もプログレのうちだったですけどね。

「こわれもの」(原題:Fragile)は、ずっと後になって、中古CD屋さんで見つけて買いました。「危機」とおなじ顔ぶれのメンバー。やっぱりこの時がわたくしにとっては最高かな。「燃える朝焼け」だとか「ラウンド・アバウト」は、いいですなあ(^◎^)。ただ、曲によっては「?」っていうのもありますけどね。特に各メンバーのソロがフューチャーされたのは。あ、ビル・ブラッフォードのは、いい(^◎^)。

「リレイヤー」(原題:Relayer)では、「ソロに専念したいねん」と言うリック・ウェイクマンが抜けて、かわりにパトリック・モラーツがキーボードを弾いてます。リックの代わりについては、当時いろんな情報が行き交いましたね。ジョンと親交が深かった(ソロアルバムにも参加した)ヴァンゲリス(「炎のランナー」を作ったひと)が最有力で、当時ヴァンゲリスがリーダーをしていたバンドが解散して、準備万端かと思われたんですけど、突然パトリックになったって感じでしたね。ちなみに、パトリック・モラーツも、リーダーだったバンドを解散してのイエスへの参加でした。ほんま、罪なバンドですなあ、イエスは。
で、肝心のアルバムですけど。これもまた「賛否両論」で、「以前のスピード感が戻った」っていうファンも居ましたけど。わたくしは「技巧の安売り」のように思えまして・・・。「こんなことも、あんなこともできるんだぜ~」って言われてるみたいで。どうも好きになれませんでしたね。

その後、バンドは離合集散を繰り返しまして。詳しくはわたくしもよく覚えてないんですが。リーダーだったジョン・アンダーソンまでもが抜けたときもありましたね。その後、何年も経ってから「ロンリー・ハート」で、いきなり大ヒットを飛ばしたときはびっくりしました。これがイエスか? と言われると、複雑な気分でしたが。ま、ジョン・アンダーソンがボーカルをとったら、どんな曲でも「イエス」に聞こえてしまうんですけどね。



いちおう、番外編(^◎^;)

10年ほど前、何気なく入った中古CD屋さんに置いてあったCD。見覚えのあるジャケットデザイン(ロジャー・ディーンというひとがずっと書いていた)。メンバーはジョン・アンダーソン、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマン、スティーブ・ハウ。ええっ! この4人がCD出してたんや! それが邦題「閃光」(原題:Anderson Brufford Wakeman Howe)というCDでした。この4人の名前に、懐かしいものを感じて(もちろん、中古だから安かったってこともあるけど(^◎^;))衝動的に買ってしまったのでした。ジョンがイエスを再結成したかったんだけど、グループ名は使用権なんかでもめて、結局4人の名前を併記するだけになったらしいです。
最初聴いたときは、人工的な造りにちょっと引いてしまいましたが、何度も聴いているうち「やっぱりイエスじゃ(^◎^)」と思うようになりました。ええ曲がいっぱいです。さすがCDになると「LP片面1曲」だった長い曲が2曲も3曲も入ってて、お得感があります(^◎^)。昔に比べてデジタル技術の進歩には驚かされます。ちょっとギターの影が薄いのが気になりますが。

同じ時期にライブをしていて、それがCDになっていると知ったのはさらにずっと後のことでして。その題名が「イエス・ミュージックの夜」(原題:An Evening of YES Music Plus)やて。バンド名として「イエス」の名前を使えない、苦肉の策だったようですね。これ、「イエス・ソングス」に比べると、迫力という点では劣りますが(ベースがクリス・スクワイアじゃないのが痛い)、出来はいいですよ。ノリもいいし。ちょっとはじめの方のソロパートが長すぎるかなって気はするけど。昔のナンバー「危機」や「ラウンド・アバウト」や「燃える朝焼け」まで入っていて、それがビル・ブラッフォードのドラムスで聴けるだけでも嬉しくなってしまいます。心配だったのはジョン・アンダーソンのボーカルやったんですけど、昔どおりの硬質なハイトーンで歌ってますね。ゲストプレーヤーもいっぱい居てて、音楽の出来としてはよりスタジオアルバムに近くなってますね。ほんま、デジタル技術の進歩は・・・(もうええって)

by tacobu | 2003-09-04 12:00 | 音楽


<< 2003/9/5(Fri)      2003/9/3(Wed) >>