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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2003年 09月 30日

Mike Oldfield/マイク・オールドフィールド

オマドーン/Ommadawn

マイク・オールドフィールドといいますと、映画「エクソシスト」のテーマになった「チューブラー・ベルズ」(Tubular Bells)が一番有名ですね。当時10代の青年が、多重録音を駆使して壮大な音楽を作ってしまいました。デビュー作が大ヒットして、本当にラッキーな人ですね。確かに良い曲ではありますが。それにしても、セッションギタリストとして評判が上がっていたとはいえ、10代の青年にスタジオを任せっきりにして、LP両面で1曲っていうアルバムを作らせた当時のヴァージンレコードは、意欲と根性がありましたね。今はどうか知りませんよ(^◎^;)。

セカンドアルバム「ハージェスト・リッジ」(Hergest Ridge)も、全英で1位になったんとちゃいますかね。一時、1位がハージェスト・リッジ、2位がチューブラー・ベルズ、とかいう時もあったと思います。

「チューブラー・ベルズ」に見るように、一つのテーマを繰り返して盛り上げていく、いわゆる「ミニマム・ミュージック」をポピュラー化したのがベースになってます。ただ、そのテーマがとっても魅力的なので(どこか、英国の牧歌的な色合いがある)、何度聞いても飽きないし、多重録音してるんだからあるていど計算された音楽のはずなのに、そこはかとなく「手造り感」があるのがいいですね。

「オマドーン」(Ommadawn)は3枚目のアルバムで、多重録音もこなれてきましたって感じですか。この3枚を「初期3部作」なんていう人もいますね。この3枚が売れすぎて、ちょっと精神的に不安定になって、しばらく休養しましたから、ここでいったん小休止、というところでしょうかね。そういう時間的な事情を省いても、確かにこの3作は共通した作風と言えなくもないです。でも、その後もどうやら同じような作風(牧歌的なテーマを繰り返し演奏する多重録音音楽)を続けてるらしいので(あんまり知らないんです(^◎^;)。これ以降は「呪文」(Incantations)しか聞いたことないし)、これだけを分けて考えるのもおかしいのかもしれませんが。まあ、あんまり固いことを言うこともないですが。



一番ポピュラーなのは「チューブラー・ベルズ」でしょうが、わたくしの一番のお気に入りは「オマドーン」でして。当時FMラジオから流れてきたこの曲のテーマに心奪われて、中古レコード屋さんにあった輸入盤を買ったのでした。「チューブラー・ベルズ」は、「思いつきでやりました」みたいなところが多いような気がしますし、A面に比べてB面の出来がいまひとつのように思います。「ハージェスト・リッジ」は(高校時代、友達に借りて聞いただけやけど)、ちょっと欲を出したというか、壮大なものを作ろうとして「やりすぎました」ような気がしますね。レコードのA面、 B面を通して一貫した曲にしたかったみたいやし。

「オマドーン」は、その辺がちょうどいいところに落ち着いたように思います。人によっては「出来すぎちゃうん」と思うかもしれませんが。盛り上げ方、曲の展開の仕方がほとんどクラシックの手法になってきてますからね。そもそもそういう手法と全然違う方法で出来上がった「チューブラー・ベルズ」で人気が出たんだから、批判を受けても仕方ないですが。でも「聞きやすい」「ノリやすい」という点では「オマドーン」は立派な作品だと思います。A面の構成美、B面の牧歌的な雰囲気、どちらもいいですね。ひとりで無理をせず、いろんなゲスト(アフリカン・ドラムとかバグパイプとか女声コーラスとか)を加えたのが成功してます。なんか安心して聞けるんです。多重録音の計算されたものがあまり目立たなくなってるからですかね。

ずーっと聞いてきて、最後の「On Horseback」(馬の背に乗って、ていう意味やろか)までくると、なぜか自分が馬に乗って草原を駆けていくさまが思い浮かんで来るのです。馬なんか乗ったことないのに(^◎^;)。ほんで、そういうところに行きたくなるんですよね・・・。しみじみ。



「呪文」はずっと後になって、輸入盤のCDが安くで売っているのを買いまして。かつてLP2枚組だったのがCD1枚に収まって、廉価で手に入るなんて、うれしい時代になりましたね。

精神的に落ち着きを取り戻して、復帰第1作でしたね。より民俗音楽的な要素が強くなったような気がします。それはそれで気持ちいいんだけど。ストリングスまで加わって、LP片面各1曲っていう大仰な作りはそのままに、さらにスケールアップ・・・とまではいかなかったですね。やや冗長な感じ。まあ、通勤の友にはいいんですけど(^◎^)。よく寝られるし(おい)。



持ってるレコード(CD)

* チューブラー・ベルズ(Tubular Bells)(1973)
* オマドーン(Ommadawn)(1975)
* 呪文(Incantations)(1978)

by tacobu | 2003-09-30 12:00 | 音楽


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