2004年 04月 27日
666 舌噛みそうな名前ですが、ギリシャのロックバンドです。アフロディティは、ギリシャ神話に出てくる美の女神。ローマ神話で言うところのヴィーナスですな。その子供はキューピット、ということになってるねんけどな。 ヴァンゲリス・パパタナシューという、これまた舌を噛みそうな名前のキーボード奏者をリーダーにしたグループでした。って、実はよく知らないんです。ヴァンゲリスのことは、リック・ウェイクマンの後釜でイエスに入るんちゃうかというウワサがでてきて初めて聴いた。名前は覚えられへんかったけどね。結局、イエスには入れへんかったし。ジョン・アンダーソンとは仲良しやったみたいやけど。 映画「オーメン」がヒットしたおかげで、「666」っていうタイトルの持つ意味は有名になりましたね。実際にはこのアルバムの方がだいぶ前に発表されたんですけどね。新約聖書の「黙示録」に出てくる謎めいた数字ですね。 そう、このアルバム、黙示録をテーマにしてる。壮大な一大叙事詩。といいたいところですが、実際にはポップなセンスにあふれた名作だと思います。中には「∞」みたいな???????な曲?もあるけど(^◎^;) 基本的にヴァンゲリスという人、メロディづくりの天才なのではないかと思います。それは後々の「炎のランナー」とか、サッカーのワールドカップのテーマなんかを聴いて余計に強く思うんですけどね。印象に残るメロディをワンフレーズ、ツーフレーズぐらい作って、それを繰り返す。ややミニマム的でもあるけど。 「666」も、全体のコンセプトはともかく、そこここにでてくるメロディはとっても親しみやすい。耳触りがいい。プログレによくあるような複雑なリズムもほとんど出てこないし。 イエス参加騒動の頃、このアルバムの「エーゲ海」がよくラジオなんかで流れてましたね。たしかにとってもきれいな曲です。 しかし、アルバム2枚組、全部で80分もかかる大曲を聴くのは覚悟が要ります。レコード(中古で買ったけど)を買うのも勇気が要りましたし。だいたい「エーゲ海」以外の曲は聴いたことなかったわけやし。他の曲も良かったからええけど。
by tacobu
| 2004-04-27 12:00
| 音楽
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