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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2005年 05月 04日

独立愚連隊西へ(1960年:東宝)

行方不明になった軍旗を探すことになった、札付きの部隊「左文字部隊」。その活躍を描く戦争映画。えっ?戦争映画?そうか。戦闘場面は少ないねんけどな。人が死ぬシーンすら少ない。

痛快な映画、っていうのは珍しいなあ。最近では「オーシャンズ11」がそうやったな。で、これは最近ではなく、1960年。

痛快なのは、戦争映画でありながら、戦争讃美ではないってところか。それどころか「人の命は重い」ってことを、繰り返し画面で言わせてるし。それに、残酷な戦闘シーンもほとんどない。それどころか、中国の軍隊と仲良くなったりして。
なんか、おおらかやなあ。
まあ、多分1960年という、当時の時代もあるんでしょう。民主主義が浸透してきて、みんなが戦争はいかんと強く思ってて、そのうえどっかに社会の歪みを感じててっていう。そういう時代の雰囲気が、なんとなく画面にでています。

音楽もいい。思わず画面と一緒に口ずさんでしまいそうなフレーズ。この映画、初めて見たのは確か40年近く前やと思う。でもこのメロディーは憶えてたもんなあ。

こういう映画を日本でも作ってたんやねえ。最近は、殺伐としてるなあ。戦争映画といえば戦闘シーンがウリで。そうでなかったら感動、感動や。それだけやないものを岡本喜八監督は作れてたってことやね。

残念なことに、白黒映画で、画面がそんなに美しくない。途中で見にくいところもあり。特に夜のシーンでは、誰が何をしてるのやら(よく考えたら分かるねんけど)っていうところもあってね。
フィルム代、高かったんやろなあ、当時は。

by tacobu | 2005-05-04 12:00 | 映画


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