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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2006年 01月 05日

我らの生涯の最良の年(1946年・アメリカ)

「我らの生涯の最良の年」は1946年のアメリカ映画。戦争が終わって故郷に帰ってきた3人の復員兵とその家族のお話。

心に傷を負ってたり、体に傷を負ってたりする復員兵たち。それぞれが悩みつつ、現実社会にどう溶け込んでいくかを、丁寧に描いてます。ひとりは結婚したてで戦場に行き、帰ってみたら奥さんは贅沢が身についてて、でも自分は職探しに苦労して。ひとりは元働いていた銀行に重用されるけれど、軍隊での価値観を引きずっている。もうひとりは両腕を失って、普通の生活が出来るのかどうか、婚約者と結婚できるのかどうか、コンプレックスに悩んでいる。さて、この3人のこれからは。

軍隊では上級にいた人が、帰ってみると仕事がない。逆に階級の低かった人が帰ってみたら重役におさまって。そのほかそのほか。軍隊での習慣と実生活とのギャップ。あるいは戦場でのトラウマ。そのほかそのほか。いろんなものがめぐっていって。とても「最良の年」とは見えへんねんけど。この題名には、かすかな願望みたいなものを感じますな。

それにしても。終戦直後にこんな映画を作ったアメリカのすごさのようなものを感じます。今観ると、どうも「アメリカ万歳」に傾いてるところが気になりますけどね。戦争を起こしたのは間違いじゃなかったっていう観点に立ってるし。勝ったアメリカはエライってことになってるし。反戦とか非戦とかの思想は、ちょっとアブナイっていう風にとらえられてるような気がするし。
そういうところを差し引いても、映像の丁寧さとか、話の盛り上げでみせてくれますね。ともかく、こういう映画を作った(それも戦後すぐ)アメリカは、やっぱりすごい。こんな国と戦ってはいけませんな。

翻って、日本の映画を考えてみると。どうもこれに類するような映画って、思い浮かべへんなあ。まあ「日本の一番長い日」がそれに近いか。しかし、どうも生活に密着してないような感じがするなあ。



「Yahoo動画」の名画劇場は、年末でホンマに終わってしまいましてね。残念やなあ。もっと観たかったのに。今はさらに高画質の映画をやってますが。昔の名画をもっと観たいであるよ。

by tacobu | 2006-01-05 12:00 | 映画


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