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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2005年 12月 08日

昭和の住宅

建築の写真集とかを見るのが好きだ。特に好きなのは住宅。それも狭小住宅と呼ばれるものには憧れすら感じてしまう。
本屋で立ち読みするときも、ついつい「新建築」とか「モダンリビング」とかを読んでしまう。そういう本は、買ってしまうのにはもったいないような気がするのもあって。立ち読みで読んでしまうんですよね。

図書館で借りてくる本でも同様。買うのはちょっともったいないけど、じっくり見てみたい。まさに図書館様さまなわけなんですな。

借りたのは「昭和住宅メモリー-そして家は生きつづける。」(HOME編集部・エクスナレッジ)。昭和初期から建てられた住宅について、いろんな人が取材し、いろんな人が論を述べてます。対談とかもある。著名な建築家の話も。「タンポポハウス」で有名な(ほかのことでも有名やけど)藤森照信さんとか。

大型の本で、いろんな角度から昭和の住宅について語られてるし、取り上げられている住宅もいろいろ。こうなると本としての統一性とか、そんなものはありませんな。まあ読み手にしてみると、気に入った住宅がどれかあればええねんから、あんまり関係ないともいえるけどね。
それに、通して読んでみても、これで昭和の住宅について概観できるかっていうと、どうもそれは難しそうやな。なにしろ個性がいろいろすぎて。ひとつの体系とか、そういうものにまとめるのがどだい無理な話やからなあ。

以前、中村好文の「住宅巡礼」で、ル・コルビュジェの「休暇小屋」を見てから、ずっと狭小住宅に憧れてるんですよね。それからいうと、この本の中では立原道造の「ヒアシンスハウス」が、とっても気に入ったな。だいたい立原道造が建築家やったとは、全然知らんかったし。

あとはね。川合健二の「コルゲートハウス」と鯨井勇の「プーライエ」。
後者は狭小住宅の続きで好きなんやけど。
「コルゲートハウス」は、初めて見たときはいつやったやろう。テレビで「奇妙な家訪問」みたいな番組で見たんやったな。思えばあれから住宅建築に興味を持ったといえるかもなあ。工事用のコルゲートチューブ(だったかな)をそのまま住居にした建物。土台も基礎もなく、円形のチューブやから「地震の時は転がるだけ」らしい。

この二つとも、もう何十年も前の建築なんですよね。それが驚きやな。いいものは長持ちするのかも。というより、その家に住む人の愛着とか、冷たい言い方になるけどきちんとしたメンテナンスとか、そういうのがあって初めて家が家として生き続けられるのかなあ、という思いはしたな。

by tacobu | 2005-12-08 12:00 |


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