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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2006年 08月 07日

ちょっとずつでも感想を

って、意気込むこともないねんけど。ずっと感想を書いてないからね。

「私の中に答えはあるか」は、まさしく爽快だ。痛快だ。女の目から見た情けない男、情けない家庭、旧態依然とした社会。それらを切り開いていく。

痛快だって書いたけど、実はいらいらするような話ばっかり。答えが見つかってばんばんざい、というわけにもいかないみたい。ああいらいらする。しかし、それぞれの(あ、短編集です)主人公の生き方に(男ながら)共感してしまうのだよ。頑張れ、世の女たち!

内田春菊は初めて読んだけど、いやあ面白かった。



「漱石の孫」は、文字どおりの孫、夏目房之介が、ロンドンで漱石ゆかりの場所を訪ねるという、まあ一応紀行文ということなんやけど、実際は漱石と自分との関わりとか(精神的な)、日欧の文化の違いなどの話が中心で。まあ、それはそれで面白かったね。でもね。先に読んだ「孫が読む漱石」のほうがウィットがあってよかったなあ。まああれは書評やったわけで。比べるのもどうかと思うけどね。

ロンドンの、漱石が下宿していた場所に立つ筆者。そのとき、思いがけず筆者の心に浮かんだもの。それは何か? という謎解きの面白さはあるけどね。ちょっと理屈っぽい。とくに専門分野の文化論(マンガ論)になるとね。



「刑事ぶたぶた」の前作の「ぶたぶた」は、僕の大好きな本のひとつ。みんな読みたまえ。面白くて考えさせられて、しかもさわやかな後味のある、とてもいい本であるよ。

で、前作ではいろんなシチュエーションでいろんな役回りで出てきたぬいぐるみの山崎ぶたぶたが、今回は刑事として大活躍。といってもその風体を活かした捜査なのですがね。

まあぬいぐるみですから(^◎^;)いろんな場所に潜り込める。誰にも気づかれずに見張りができる。さらには少々のことでは死なないし (^◎^;)。と、そのかわいらしさと経験の長さで、いろんな事件を解決していく。ううむ。面白いねえ。しかも「刑事」ですから、事件が起こって推理していって、というミステリー色もたっぷりなのですな。それがまた人情派の(さすらい刑事的な)ドラマなので、またまた胸にじーんと来るのでありますな。



早川書房のクリスティー文庫はほんとに読みやすい。「黄色いアイリス」は短編集。ポアロものが5編、パーカー・パインものが2編、ミス・マープルものが1編、幻想小説が1編。

パーカー・パインものは初めて読んだ。ほほう。こういうのも書いてたんか。ちょっと物足りないところがあるけどね。ポアロ物に比べるとね。かっこよすぎてね。やっぱり、ちょっとずついろんな事実を積み重ねて推理するやりかたが、一番面白いなあ。そしてポアロさんのキャラクター。やはり群を抜いてると思うのである。



意気込んでもたいしてうまくは書けないもんですな。まあ、うまく書こうとも思ってないからね。ともかく、今回の4冊は面白かったであるよ。ちょっといい気分が続いてるかな。でも、面白い本を読み始めると、もっと面白いもの、もっと面白い本、と思って、次々に読んでいってしまってね。つまり感想を書くより先に、次の本を読みたくなるわけでね。自転車操業、ではないけれどね。走り続けたくなるわけ。ま、いいでしょう、どんなペースで読んでも。

by tacobu | 2006-08-07 19:12 |


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