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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2006年 08月 15日

いろいろ読みまして

ほんまにいろいろ読んでしまった。しまった、という言い方も変か。好きで読んでるわけやからね。ともかくも、感想を大急ぎで書き留めておこう。もうそろそろ忘れかけてることもあるし。

「あの空の下で」は、前作「この道のむこう」のラストから話が始まる。学校の授業で、独立宣言の「自由と平等」をたからかに謳った箇所を暗誦しようとしたそのときに、強制送還されてしまうパンチートとその家族。その後の話。

「この道のむこう」ほどの過酷な試練はなく。どちらかというともっと成長した、青年時代の差別と偏見に対する話が主になっている。波乱にとんだところがなく、ちょっとおとなしめやけど、その分深い話になっているところもある。なにしろ、主人公は大学に行くような年になるねんから。前作とどちらがいいか、と言われれば、間違いなく1作目の方が面白い。



群ようこを読むのははじめてかも。「どにち放浪記」は、昔の雑誌に連載していたエッセイなんかを集めたもの。1984年~1998年頃までのエッセイ。面白いなあ。ナンシー関の跡を継ぐのはこの人かも。リリー・フランキーに期待してたけど、「東京タワー」でいらん方向に行ってしまったからなあ。

ここでやり玉に上がってるテレビとか社会のあり方とかが、20年経った今でもあんまり変わってないことに驚く。だから今読んでも、面白い。そして考えさせられる。僕らはあんまり進歩してないんかなあって。



新書を読むときにはよっぽど気をつけないと。題名に騙される。「「感動」禁止!」というのも、最後の「!」が効いてるなあ。これに騙された。

最近の「感動」「涙」の押し売りというか、そういうのを求める風潮はどこから来るのか。団塊の世代、女性陣、若者と、それぞれの世代・性別について、感動を求める理由を探ろうとしているのだが。どうもいまひとつ説得力に欠ける。何が原因で、というのが結局ははっきりせえへんような印象。論法が難しいくせに、ちょちょっと横道にそれたり、妙な文体になったりして。一貫性がないように見えてしまうのだな。たぶん、著者も一貫性のないひとなんだろう、と思ってしまう。



とり・みきのマンガは、若い頃よく目にしたような気がする。男性雑誌とかで。あるいは青年コミック誌とかで。でも、どんなのを描いていたのかは思い出せない。

「パシパエーの宴」は、昔の短編集。といっても内容はバラバラ。シリアスなスリラーの表題から、お笑いとしか思えない「金玉人間第1号」まで、それこそいろいろ。そしてあらためて読んでみると、昔の紙芝居のような、説明不足のギリギリのところでまとめようとしているような、そんな作風なのだね。それがハマると面白いねんけど。ハマるのはやっぱりシリアスなものよりユーモア物かなあ。だから一番面白かったのは「金玉人間」ということになる。ははは。

by tacobu | 2006-08-15 19:17 |


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