2004年 05月 10日
阪神が連勝して機嫌がよろし(^◎^)。 関西では、タイガースの中継といえばサンテレビ。とにかく試合終了までやってくれるのでありがたい。それに、中継が本当にうまいと思う。 特に実況アナウンサーがいい。ほとんど大声を上げないので、落ち着いて試合を見れるんですね。筆頭は谷口さん。倉敷での対中日戦を担当してたんやけど、ぼそぼそしゃべりの藤田平さんの解説ということもあって、野球中継やのにまるで将棋の実況してるみたいやねんな(^◎^;)。 どれくらい落ち着いてるかというと、バッターがボールを打ったら、その瞬間に 「打ちましたーっ!」 っていうのが普通の実況。ところが、谷口さんは打った瞬間は無言。プレーがひと段落したところで 「鋭い当たりのヒットでした」 そうするとどうなるかっていうと、まるで自分が球場に行ってじっくり試合を見てるような気になるんですな。それが相手チームでも、阪神でも一緒ってところがまたいい。谷口さんと同じく、湯浅アナ(ゆあぴーと呼んでいる)も、同じくらい落ち着いている。局のやり方、考え方やとしたらほんまに素晴らしい。 美辞麗句やことわざなんかを連発する実況アナが多いけど(古舘伊知郎あたりから流行り出したんやと思う)、ずっと聞いてて(見てて)疲れへん実況ってのは、これくらいやと思うなあ。 まあ、これはいっつも大声援を送ってる球場のファンがあってのものかも知れんけど。アナウンサーが黙ってても「ワーーーッ!」ていう声援が聞こえるから、放送事故と間違われへんもんね。 実況が聞きやすいのは分かってたけど、土曜日の、金本のサヨナラホームランの時はさらに感心、感動した。 金本がボールを打った瞬間、カメラは飛んでいくボールのアップ。もちろんアナウンサーは何も言わず。「どうナッたんや? ただのフライか?」 と、ハラハラドキドキして見てたら、ボールが行き着いた先はファンで埋まったスタンド中段(^◎^)。沸き上がる歓声。そこでようやくカメラが引いて、スタンド全体が映され、「サヨナラホームラン!」の実況。 まあ、心憎いまでのカメラアングルやったなあ。まるで映画の1シーンみたいやった。
by tacobu
| 2004-05-10 21:42
| スポーツ
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