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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2006年 01月 01日

歌番組のセンス

さて、年末は紅白歌合戦を楽しんだのですが。「楽しんだ」・・・。うーん。どうなんやろ。楽しめなかったところもあったなあ。ま、年の初めはこの話からってことで。

ずーっと見てて(途中でレコード大賞も見てたけど)思ったこと。NHKのセンスの悪さ。なんというか、司会のみのもんたも、歌番組をやるセンスがないなあと思ったけどね。一番腹が立ったのは、歌手が歌い終わって後奏が続いてるところで「いやあ!よかったねえ!」とか「ありがとうございましたぁ!」って。余韻も何もなくしゃべりだすところやナ。「天城越え」のあとで「今の石川さんの顔、見た?」とか。おい。歌ってる間に自分がどんな顔してるかなんか、本気になってる歌手は気にしてないであるよ。それが分かってない。その「顔」が見せ場、いいところやと思ってる。それって表面の出来事であるよ。みのさんがそういう、歌った後にコメントするたびに、紅白歌合戦がものまね王座決定戦を見てるような気になってしかたなかったであるよ。

みのさんのことはおいといても。なんで歌と歌の間に妙なコントが入るのかね。お笑いが入ったら盛り上がると思ってるんかいな。NHK。シラケるだけやで。
かわいそうやったな。コブクロ。ゴスペラーズ。なんであんなええ歌の前にコロッケ。なんで安田大サーカス。わけ分からん。

バランス感覚が悪すぎるねんな。紅白を見てるほうは、まじめな歌を年末に聞きたいだけやねんけどな。妙な盛り上がりとか、いらんねんけど。NHKは民放に比べたらそういうちゃらちゃらしたところがないのが、普段は好きやねんけど。なぜか紅白になると大崩れするんですね。へんなの。

それぞれの歌手は、ものすごく一生懸命準備もして、盛り上げようとしてはると思うなあ。みんなまじめに、一生懸命歌ってるし。もう、余計な司会なんかいらんかったな。余計な演出もいらん。今回、応援合戦がなかったのはよかった。でもみのさんの宙吊りとかは、いらんかったな。面白くなかったし、何の意味があったかもよおわからんままやった。

などと。いろいろ文句を言いつつ。やっぱり紅白は面白いであるよ。それぞれの歌だけ、ステージだけを考えたら。
氣志團、前回は歴代紅白名場面集、今回はどうするかと思ったら、裏番組格闘技のパロディ。お約束の逆モヒカンもあって。
モーニング娘。の、OGも交えてのLOVEマシーンには興奮したし。
前川清の「夜霧よ今夜もありがとう」は、完全に自分の歌になってたし(「山川です」はご愛嬌。こういうハプニングはあって当然なんやけど。これを逆手にとって盛り上げた前川清はさすがやな)。
中島美嘉もすごくよかったし。ゴリエも盛り上がったし。初めて聞いたDef Techにはびっくりして、感心して、感動したし。

そういうひとつひとつは、とってもよかった。セットも、シンプルで雄大で。そういうところはさすがNHKやなと思ったけど。ああ、センスが悪い。進行のセンスが。

もう、いろいろ手を尽くして面白くしよう、なんていう考えはやめて、歌だけを聞かせてくれ。それだけで十分な人たちが集まるのが紅白やねんし。

by tacobu | 2006-01-01 23:00 | テレビ


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