2007年 08月 06日
図書館でみつけて、閲覧室で1時間半ぐらい。それで読めてしまったよ。 いしいしんじは「プラネタリウムのふたご」がとっても面白かったので、エッセイはどうかなあと思って読んだのだ。 自身のブログにあげた旅行記を、ほぼそのまま切り取ったものらしい。 たしかに。「面白いエッセイを読んでいる」というより「ブログを読んでいる」気分になる。コレ、どこが違うのかなあ。まず思いあたるのが「推敲のなさ」やろなあ。あったことをずらずらと述べている。それだけ。まあブログの日記というのがそうなんですけどね。 だからときどき話のつじつまが合わなかったり(それはこちらの読み方が悪い!ということになるんやろうけど)、急に話が飛んだり、「愛読者なら知ってて当然」の話は飛ばされていたりして、いしいしんじ初心者には時々つらいものがあるなあと思いつつ読んだ。 でも、推敲なしで(もちろん本にするくらいやから、ある程度の手は入ってるでしょうが)これだけの文章をずらずらと書けるっていうのは、やっぱり才能があるんやろなあ。さっき「つらいものがある」と書いたけど、それを補って余りあるぐらいの面白さがあるのだよ。 ますます好きになりそう。こないだ借りた「みずうみ」は、読む暇がなく返却してしまったけれど(^◎^;) それと。ブログでも読めるものを、わざわざお金を払って読むかなあ・・・という疑問も残るのだなあ。内容が内容だけに。
by tacobu
| 2007-08-06 23:35
| 本
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