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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2007年 10月 03日

ロアルド・ダールの本2冊

【魔女がいっぱい】ロアルド・ダール(清水達也・鶴見敏訳・評論社)【一年中ワクワクしてた】ロアルド・ダール(久山太市訳・評論社)

気分転換に(^◎^;)本の話。ロアルド・ダールの本2冊。

「魔女がいっぱい」の方は、題名どおり、ノルウェーからイギリスに引っ越してきて、ホテルに泊まったらそこで魔女が集会(総会?)を開いていた。うっかり紛れ込んでしまったぼくは、おそろしい計画を聞いてしまう。慌てて逃げ出そうとしたら見つかった! 魔法をかけられてネズミにされてしまうぼく。しかし、ここからがぼくの活躍なのだ!

はじめのうちはおばあちゃんが話す魔女ばなしが、なにかの布石程度なのかと思ったら、実際にぞろぞろ魔女が出てきておどろき。こういうの、得意やなあ、ロアルド・ダール。あの「チョコレート工場の秘密」を思いだしてしまうよ。この奇想天外さは。
おそろしい冒険ばなしなんだけど、独特のユーモアがあって、からっと楽しめる。
それにしても、このラストはどうなんだ? 続きがあるのか? なくても、それはそれで面白いけど。見事にすかされた。ありきたりの児童文学の「結末」を想像してたらアカンよ。

「一年中ワクワクしてた」は、エッセイのような小説のような。1月から12月までのイギリスの田舎の生活のうつりかわりを綴っている。
子供のころの思い出話もあって、「最近の子供は真面目すぎていかん」なんてことも書いている。
なんていうことのない話なんだけど、子供の視線というのを持っていて、ちょっとした一言にも「ああ、そんな気持ちでいたなあ」なんて郷愁を感じてしまう。おかしいね。イギリス人でもないのに。
「ワクワクしてた」かどうかは別として、こんな生活に憧れてしまうのであるな。それは郷愁もあるのかなあ。

どちらもさし絵はクェンティン・ブレイクが描いていまして。これがなぜか文章にぴったりなのですな。先入観からそう思うだけ? いやいや、このややシュールな線画は、クールな文体にぴったりであるよ。両方が一度に楽しめる? まあ、どちらがどちらに寄り添っているかは、見る人によるやろうね。

by tacobu | 2007-10-03 00:26 |


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