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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2007年 12月 09日

【散歩をこよなく愛する猫】リタ・メイ・ブラウン(茅律子訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)

アメリカの田舎町、クロゼットの郵便局長ハリーとその飼い猫ミセス・マーフィ、ピュータ、飼い犬のタッカーが、町に起こった殺人事件を解決する。シリーズものの第7作なのだそうだ。
7作も書かれているということは、きっと面白いんだろうと思って読んだんだけど。
ううむ(^◎^;)
猫がしゃべるんですよねえ。いや、実際に人間と会話するとか、そういうのはないんだけど。猫同士や猫と犬が相談したり、事件の証拠を見つけに、怪しい場所へ忍び込んだり、とかするわけ。そしてつかんだ証拠を飼い主であるハリーにそれとなく知らせたりして。
なんか、ファンタジーやがな。
で、ファンタジーにもなりきれないというか。なにしろことは殺人事件。しかも町の貯水事業にからむ政治と業者の癒着というなまなましい裏側があって、となると、これはもう普通の殺人事件、推理小説あるいは犯罪小説として書いた方が面白いでしょうに、なんで「猫」?
ペットである猫や犬が、人間社会をみてあれこれ皮肉っぽく語るのも、どちらかというとありきたり。目新しいジョークもないし。なんだかなあ。こういうのが7作も作られてそれなりに売れているのか。ちょっとがっかり。

猫好きなワタクシ、ミステリー好きのワタクシ、その両方のワタクシを中途半端に期待させて不満足にさせてくれました。ああ残念。

余分な話。
著者はリタ。共著になっているスニーキーは、その飼い猫だそうです。ま、それだけ。

by tacobu | 2007-12-09 23:49 |


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