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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2007年 12月 30日

【金沢21世紀美術館】アートについて考えさせられた

先週、青春18切符で金沢に行ってきた。で、前から興味があった「金沢21世紀美術館」に行ったのだ。
広場のようなところに建てられた低い建物。外にある建物のなかでは、日比野克彦のワークショップがあったり、と楽しいところもあったんだけれど。ううーむ。なんか考えさせられた。アートってなんなんやろうって。
たとえば、よく知られた「プール」。庭にあるプールの底に、見上げている人がいる、という作品なんだけど。
これは「アートです」と言われればそうなんだけれど。これがどこかのビルの、あるいは商業施設の一角にあってもいいわけで。そうするとそれは「面白スポット」として紹介はされるだろうけれど、「これがアートです!」と言われるかどうか。
芝生に置かれた、人が中には入れるオブジェも、面白い形だなあとは思うけれど、児童公園にあったら、ただのジャングルジムの変形ともとれる。でも、公園のジャングルジムを見て「アートだ」と思うひとは少ない(皆無?)と思う。

つまりは、見る人がそれを「アート」と認めるか、あるいは作り手、提供する方が「アートだ」と主張するかしないと「アート」にならないような。現代のアートはそうなってるような気がするなあ。前者はまだしも、後者はどうなんだろう。「アートだ」と主張すればなんでも認められるようなものというのは、ちょっと違うと思うんだけど。

また、作り手が見る側に「これはアートだと認めろ」と主張する場面もあって。今回見たもののなかでも、展示室に一定の人数しか入れなかったり(観客も含めてのアート作品という考え方)、見る前に説明を読むことを求められたりしたものもあった。そうなると、見る前から「これはアートだ。立派な作品なのだ」ということを認めないといけないような気分になって、なんだか窮屈な状態で作品と向き合うことになる。それっていいことなんだろうか。あるいは仕方のないこと?


日にちが開いて、帰りに飛騨高山に寄ったんですよね。そこでは工芸品がいろいろ売られていて。それらの見事な造形を見ていると、ああなんて素晴らしいんだろう、と思うわけです。その感動は、たしかに芸術品に触れた感動なんだけどなあ。
そしてそれらのひとつひとつにはもちろん値札が付いていて、つまりは「売り物」なわけですよね。
そういう「売り物」と「アート作品」との境目はどこにあるんだろう。
実はないんじゃないかと思うんだけど。ぼくらが勝手に境目をつけてるだけで。

ついでに「金沢21世紀美術館」についての感想をいうと。話題にはなってるけれど、びっくりするようなインパクトはなかったなあ。なにしろ常設展示している作品が少ないし。何時間も楽しめるというところでもない。ま、ひとによりけりでしょうけど。
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by tacobu | 2007-12-30 01:15 | ひとりごと


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