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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2008年 02月 10日

【詭弁論理学】野崎昭弘(中公新書)

1976年刊の新書。
「相手の意見に呑まれてしまう、詭弁を見抜けない、強弁に勝てない、議論に負けてしまうひとのために」書かれたと書いてあるけれど(いつものごとく、正確な引用ではありません)
決して最近流行りの「議論べたのひとのための○○法」とかいう、ハウツーものではありません。
議論とみせて、相手をやりこめる詭弁の構造、強弁の構造を明らかにするのが本書の目的らしい。それでも負けてしまうのなら、いっそ論理で遊んでしまいましょう、悩むのはやめましょうというのはあるけれど。

いろんな「論理クイズ」も交えて、論理学の入門書のようにもなっているところがミソ。今読んだのは2002年の増刷版だけれど、つまりはロングセラーってことやんなあ。新書でロングセラー。これは最近の新書では珍しいことでしょう。

子どものころ「頭の体操」というクイズ本がはやりましたな。クイズ本といっても、子どもが楽しむような「なぞなぞ本」ではなく、きっちりとした論理に基づいたパズルでありました。ベストセラーになって、第2集、第3集というふうに、次々に続編が出版されました。
わたくし、こういうパズルものが大好きで、第4集まで買ったかなあ。ちょっと数学的な面白さもあってね。

で、この本、ちょっと説明っぽいというか、難しくてなかなか理解できないところもあったんやけど、そういうところは飛ばし飛ばし読みまして。
結局一番面白かったのは、最終章の「論理のあそび」でしたね。わたくしも「議論べた」の類ですが、ま、おあそびで憂さを晴らすのが一番かと。

by tacobu | 2008-02-10 00:32 |


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