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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2004年 09月 23日 ( 1 )


2004年 09月 23日

【異邦人】カミュ

マイヤーズの「バッド・ボーイ」を読んでたら、この本のことが載ってた。ハイスクールの先生に薦められるままに、たくさんの本を読むんだが、その中にこの本があった。
「自分はカミュにはなれない。ムルソーになれるかもしれないだけ」
と、マイヤーズは書いてたけどね。そんなことはなかった。と思う。

実は昔昔に一度読んだことがあった。高校時代だったか。友人が「この本は、あんたにぴったりかも」と言うので読んでみたのだった。
当時高校生のわしは、この小説のムルソーみたいに醒めたやつやった。よく聞いてたピンク・フロイドとかキング・クリムゾンとかの影響かな。この世はきまったことなんかないんやと思ってたしな。楽しいことはいつか終わりが来る。もちろん嫌なことでも終わりが来るんやけど。そんなことを考えてたな。

そんなときこの小説を読んだ。でも正直言うと、どんな感想を持ったかも憶えてへんのだ。せっかく薦めてくれた友人には悪いけど。ただなんとなく「だらだらした話やなあ・・・」という印象しか持てへんかったような気がする。こういう小説にも無気力に接していたのかも。それか、共感できない何かが自分の中にあったのか。それは救いようがあるな。結局、ムルソーのようには生きてこなかったわけやし。

今読むと、当時とはまったく違ってて、面白く読める。それはなんでなんやろう。自分の生き方とか、今まで生きてきた経験だとかに重ねて読むからか。あるいは、ここにあるような「不条理」な出来事が、現実に起こりすぎていることで、小説の世界に入りやすくなっているからか。後者やとしたら、ちょっとこわいけど。

by tacobu | 2004-09-23 00:54 |