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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2008年 02月 04日 ( 3 )


2008年 02月 04日

節分に太巻きを食べるのはいつから流行りだしたんだろう

今年の恵方は南南東だそうです。って、わが家では豆まきも太巻きの一気食いもありませんが。
だいたいのり巻きの一気食いが「関西では一般的だったのが、関東にも広がった」って、みんな言うてるけど。わたくし、大阪生まれの大阪育ちですけど、子どものころにはそんな「恵方を向いて一気食い」なんてことはしたことなかったですけどねえ。

なにかのテレビドラマで見たかなあ。それがひょっとしたら「船場」とか「どてらい男」とか、大阪を舞台にしたドラマやったかもしれません。
でもそれは、船場商人たちの話やったから、わたしら大阪でも下町の方の、端っこの方に住んでる人間には関係なかったなあ。

さて。
今朝起きてびつくりしましたがな。みぞれ。雪交じりの雨です。
(ここで気の利いたブロガーなら、写真を載せるところですが、一枚も撮ってません)
あーあ。きのうせっかく洗濯したのになあ。ま、あと1日ぐらいは干しておくことになるか。なんとかいい天気になってくれたらええねんけど。

午前中は教会の礼拝。午後は図書館。夜は昨日録画しておいたドラマ(「フルスイング」「ER」)
天気は悪かったけど、のんびりした一日でありました。

60.4kg、88cm
こちらも順調。

by tacobu | 2008-02-04 00:51 | 日記
2008年 02月 04日

【素子の読書アラカルト】新井素子(中公文庫)

「チグリスとユーフラテス」が面白かったので、新井素子さんの(さん付けになっとる)本をまとめて読んでみようと思ったのです。
で、手始めは読書エッセイ。
まあ思ったとおり、SFとかホラーとかが中心なんですけどね。「私が面白いと思った本を紹介するだけで、それがみなさんにとって面白いかどうかはわかりません」とことわりを入れ、さらにご丁寧に「これはエッセイで、書評ではありません。だから「評論」はしません」とことわってあります。
これ、気に入りましたね。こういう具合に開き直られると、逆に信用がおけるっちゅうもんです。

新井さんが(素子さんがと言った方がいいのか。だが女性だから名前で呼ぶ、というのもおかしな話だ)選んだ本、気に入った本を紹介しつつ、「怖い勘どころ」「面白さの勘どころ」なんかを、あるいは時々「SF作家の苦悩」なんかを語っていて、紹介されている本のこと、作家のことを知らなくても楽しめます。
またまた、読みたい本ができてしまったなあ。

あとそれから。
わたくしの文章は、どうも新井素子さんの影響をうけているらしいということに気がついた。そんなに読んでるはずもないのに。なぜ?(この「なぜ?」という止め方とか、「あとそれから」を「。」で終わってしまうところとか)
ま、あんまり気にしないでおこう。

by tacobu | 2008-02-04 00:38 |
2008年 02月 04日

【ソラリス】スタニスワフ・レム(沼野充義訳・国書刊行会)

「ソラリス」というと、わたくしは、昔観た映画を思いだします。ロシア(当時はソ連)のタルコフスキー監督の映画。あれはきれいな映画やったなあ。きれいすぎてSFっていう感じがしなかったな。特撮(当時はCGもSFXもなかった)も稚拙やったし。ああ、そうそう、未来都市のシーンは東京の高速道路でした。
で、だいたいの筋は知っていたので最後まで読めましたが、知らんと読んだら、途中で投げ出していたかも。だって難しいねんもん。

説明があとになったけど、これは1959年に書かれた(1960年? まあそれくらい)ポーランドの作家レムによるSFです。
「ソラリス」というのは惑星の名前。その表面はほとんどが海なんですね。ところが、この「海」には、意識があるらしい、ということが分かって、探索に行くんですが。
惑星の軌道上にステーションを置いて、そこからの観察になるんですが、そこに派遣された脳科学者ケルヴィンが語り手。ステーションに着いたら、前もって乗り込んでいる3人の科学者のうち、ひとりは死んでいる。あとの二人の様子もおかしい。それぞれが自室にこもっている。なぜ?
やがて、ケルヴィンの前に、自殺したはずの妻が現れる。それはどうやら、ソラリスの「海」が作り出したものらしいといことが分かって・・・・

えっと、数年前にこれはハリウッドで再映画化されまして、主演がジョージ・クルーニーやったかな。監督はソダヴァーグ。どうやらそのときは、復原された「妻」と主人公の愛憎物語に主眼が置かれていたようです。ちなみに、タルコフスキー版では、主人公の個々心の葛藤(ずっと昔の追憶といったようなもの)に主眼があったようにおもうなあ。

まあ、そういう先入観があったんですが、作者があとがきで書いているように、これは「宇宙でのコンタクト(遭遇)の問題」を扱ってるんですね。
わたしらはどうも宇宙に打って出るときに、「地球を宇宙のレベルに広げているに過ぎない」らしいです。確かに。スタートレックとかを見ていても、他の生命体の考えていることは、地球人の考えの外側にはなかなか出ていかないもんなあ。だからああいうドラマは成り立つんだろうけど。
しかし、実際は、もっと違うありかたなんでしょうねえ。そらもう、想像の域を超えている。ま、それを想像するのがSFの醍醐味なんですけどね。

というわけで、これは、常人では想像できないような「コンタクト」の話なんですね。で、ちょっとネタバレになるけれど、結局、人類が納得できるような解答は用意されていません。そこらへんが実によくできてるなあ。こういうのは、映像にはしにくいですね。映画になっていたのは(ハリウッド版もソ連版も)、原作のホンの一面でしかなかったわけですな。

とはいえ、読み通すのは苦労しました。難しい。なにがって、主人公はいろんな考察をするんですけど、これがもう専門誌を読んでいるような退屈さでね。ここらへんは飛ばして読むことをおすすめします。
それから、話がポンと飛んでしまうところもいっぱい。段落が変わっただけで1日経ってたり、朝から夜になってたり。昔の話になってたり。ううむ、このへんは、わたくしの読解能力のなさかもしれませんが。

最後に。この訳本はポーランド語からの新訳だそうで。いままでの翻訳はロシア語に翻訳されたものからの訳だったそうです。つまりオリジナル版ということらしい。ときどき「?」と思う表現があったけど、オリジナルに忠実に、ということなのかな。

by tacobu | 2008-02-04 00:23 |