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たこぶ・ろぐ-日本一お気楽な48歳-

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2008年 02月 27日 ( 4 )


2008年 02月 27日

60.2kg、87cm

夕方、どうにもお腹が空いて仕方がなくなって、ビルの地下にあるコンビニであんパンを買って食べたのであるよ。
なんかぼおっとなってしまってね。低血糖ちゃうかっていうくらい。ほんまにそうなったら怖いけど(^◎^;)

で、表記の体重であります。
最近分かったこと。
体重とウェストサイズは比例しない。
店で売っているズボンのサイズは、買い手にとって良心的だ。
だがそのおかげで、油断してしまう(^◎^;)

今日は朝から雨であった。そして一日中雨であった。夜になってさらに強くなってきた。仕事を終わって帰る頃には本降りになっていた。
久しぶりやなあ、こんな雨。最近は降るといったら雪やったからね。暖かくなってくるという印か。でも洗濯物を干したままなんやなあ・・・・

by tacobu | 2008-02-27 01:15 | 日記
2008年 02月 27日

ロアルド・ダール2題

評論社の「ロアルド・ダール・コレクション」の2冊を読みました。
「魔法のゆび」(宮下嶺夫訳)「こちらゆかいな窓ふき会社」(清水奈緒子訳)

「魔法のゆび」
カッとなると、指先から光が放たれて、奇妙な事が起こる。学校では先生が変身してしまったし(その後どうなったのか?)
そしてお隣の家族が鹿を撃ち殺すのを見てまたカッとなったわたしは・・・・・
さて、何が起こったでしょう?

「こちらゆかいな窓ふき会社」
お気に入りだったお菓子やさんが閉店になって、あとに入ってきたのはキリンさんとペリカンさんとサルさんの「窓ふき会社」だった。ぼくはその三人(三匹?)と、ハンプシャー公爵のお屋敷の窓ふきを頼まれるが、そこで待ち受けていたものは・・・・・

ロアルド・ダールというと、どうしてもシニカルな笑いを期待してしまうのであります。「チョコレート工場のひみつ」とか「アッホ夫婦」とか。
で、それからいうと「魔法のゆび」は合格点、「窓ふき会社」は、結末が普通すぎて面白くない。ここまでくると読者としても贅沢になるわけです。

さて、このシリーズ、というか、ダールの本のほとんどに挿絵を描いているのはクェンティン・ブレイク。この絵はいい。ややコシのない筆致が大好きです。

by tacobu | 2008-02-27 01:13 |
2008年 02月 27日

【ストーリー・オブ・マイ・ライフ】ジェイ・マキナニー(宮本美智子訳・新潮文庫)

「ブライト・ライツ・ビッグ・シティ」に続く第3弾(と、第2弾は読んでません)。
ニューヨークに住む演劇学校に通うアリソンが語る、セックスとドラッグにまみれたニューヨーク生活。ほんまに大丈夫なんかいなと思うような内容なのであります。なにかというとセックス、何かというとドラッグ。
「妊娠した、あんたのせいだ、中絶するから金よこせ」で5000ドルをせしめて、それで学費を払いドラッグを買いパーティーをする。父親からの仕送りは滞りがち。なにしろ若いネエチャンとヴァージン諸島に逃亡してしまったらしいし。

とんでもないアウトローな話なんだけど、あっけらかんとして語られていくので、なんじゃこりゃあと言いつつ、最後まで読んでしまったのであるよ。
よりどころがセックス、っていうところは、金原ひとみにも通じるところがあるけれど、決定的に違うのは、金原ひとみの小説に出てくる女の子たちが、どこまでも男に寄りかかっていて、その男が自分を理解してくれないことにいつも腹を立てているのに対し、アリソンは男の子とを最初から見下ろしていて、どうせセックスの相手、ぐらいにしか考えていないところが痛快ではある。えっ? 見下ろされてるのはわたくしのことですか? ははあ、気がつかなかった。

それにしても、セックスとドラッグとニューヨークって、どうしてセットで「絵」になってしまうのでしょう。いや、そんな風に見ては、ニューヨーカーに失礼でしょうけど。
ああ、そういえばさっき、細木数子センセイが「ニューヨークっていうところはねえ」とか「ブルックリンっていうのはねえ」とか訳知り顔で相原勇に物申してはりましたが、そういう風にひとくくりにものごとを考えてはいけませんな。かならず物事には裏表があって、あるいは第三面も第四面もあって、一面だけではないのでありますよ。そこんところを分かったように物申すのは、聞いててむずがゆいのであります。

そんな話はおいといて。話の内容としてはそんなに目新しくも斬新でもないのですが、ただあまりにも率直に語られるので、気分は悪くはならないですね。うまく料理されたか。でも、とっても満足、ということもないです。

by tacobu | 2008-02-27 00:51 |
2008年 02月 27日

【夜中に犬に起こった奇妙な事件】マーク・ハッドン(小尾美佐訳・早川書房)

これはもう、めちゃくちゃに面白かったですよ! 今年になって読んだ本の中で、間違いなくナンバーワン(犬だから、というしゃれじゃなく)
15歳の、養護学校に通う(という事実はずっとあとでちょっとだけ触れられる)クリストファーが書いた「ミステリー小説」という体裁をとっている。このクリストファーが、とんでもない記憶力と天才的な数学力の持ち主。
肝心の話の流れはあっちにいきこっちに行き。それというのも、この本を書きなさいと行った学校の先生が「周りに起こったことも描写するのよ」というものだから、そしてクリストファーときたら、周りに起こったことを、それこそ何もかも覚えてしまうものだから、それをいちいち書いていくときりがなくなってしまうのだ。

そもそもの発端は、先に書いたように先生に言われて何かものを書くことになって、そして書くなら大好きな「ミステリー」ということに決めて(途中に、ホームズの「パスカヴィル家の犬」についての考察がある)
おりしも、近所のシアーズさんの飼い犬が、庭仕事用のフォークで刺されて殺されている現場を見つけ、その犯人探しを始めることになる。
ところが、クリストファーは「見知らぬ人と話すのがいや」とか「黄色と茶色はキライ」とか「ひとに触られるのがいや(掴まれるのはもっとイヤ)」とかいったハンデがあるので、なかなか話がすすまない。
それでもいろんなことが分かってくる。近所の、いままであまりしゃべったことのないミセス・アレグザンダーからは、ミスタ・シアーズとお母さんとの話を聞いてしまうし。しかし、だからどうだというのだ。クリストファーには「悲しい」とか「恥ずかしい」とかいう感情はない。あるのはただ、論理的に正しいこと。曖昧なことはわからない。すべては論理的に考えられて答えを導き出す。ミスタースポックもびっくりだ(スタートレックがすきらしい、ということも出てくる)。

そうやって事件を解決、というか、取るに足らない事件だから解決も何もないのだけれど、ともかく真犯人を突き止めて、そしてさらに冒険は続くのである。
前半は飼い犬殺しの犯人探し、後半はロンドンへのひとり旅の冒険、ということなんだけれど、それがひたすらクリストファーの視点から、ただその一点からしか書かれていないところがすごい。誰とどんな話をしたか、を逐一書いている。そしてそこには感情移入がすこしもない。あるのはただ事実事実事実。あったことをつらつらと書いているだけ。そして事実から導き出される結論と、その結論から導き出される行動。いやあ、ほんまにその論理的に整然としている点、まさしくミスタースポック(また登場してもらいました)。

ずっと読んでいると、いかにわたくしたちの生活が曖昧なものに満ちているのかが分かりますな。なにしろクリストファーは曖昧ということを理解できない。嘘をつくこともない。というか、嘘をつくことができない。だから嘘をつく人を信用できない。そしてお父さんは嘘をつくので一緒には暮らせない。おっと、ちょっとネタバレになってしまう!

それにしても、この主人公のクリストファーはすごい。気持ちを落ち着かせるために、「基数の3乗を順番に考え」、道に迷わないようにするために、螺旋状に(だと思う。とても理解できない方法だ)道をたどっていって「頭の中に地図を書いていく」
さらに、大学入試の上級試験(数学)を受験して、当然のようにAをもらい、巻末にはその時の問題(三角形の証明問題)まで載せている(読んでもよく分かりません。その部分はまったく数学の教科書のよう)
途中に出てくる地下鉄の広告、動物園で見たオランウータンの絵、もちろんフィクションなんだけど、話の本筋とはまったく関係のないどうでもいいような描写が(先ほどのシャーロック・ホームズの考察も含めて)とても凝っていて、それがそのままこの主人公の魅力になっていることが分かる。

ああ、それなのに、そのまわりの大人ときたら!

それからそれから・・・・・と、面白いところがいっぱいなのだよ。最後に、とても大きな希望を持たせてくれるところも、いいなあ。

by tacobu | 2008-02-27 00:31 |